1年ほど前に買った360アーケードですが、かれこれ半年以上前からディスクの読み込みが不安定なので、
思い切ってドライブを分解修理することに。
ちなみに分解するのは初期型に続いて2台目です。
音楽CDや映画のDVDなんかは問題なく再生できるんですが、
2層DVD仕様のゲームディスクは数十回イジェクトを繰り返さないと認識しないという重症。
つい最近買ったばかりのキズひとつないFIFA10を読み込ませてもご覧の有様。
ディスクそのものを認識していないので、これはピックアップレンズのレーザーの出力不足だと判断。
保証期間は残っているので、MSに送れば無償で修理してくれると思うんですが、
せっかちな自分は修理に出して帰ってくるのを待ってられないのです。
というわけで分解に着手。
ちなみに分解時に大きな壁となる、ガワ後方のツメロックですが、
プラモ制作時に使うデザインナイフの刃の反対部分を差し込むと、面白いくらい簡単に解除できました。
参考までに。
それと、ガワの前面に貼られている分解確認用のシールについて。
初期型の本体は、剥がした跡が残る特殊なシールだったんですが、
いつの間にか紙製の普通のシールになっていました。
これを破らずにキレイに剥がせれば、もし分解に失敗してもMSに修理してもらえるかも。
というわけで、で開きました。
初期型には無かったヒートシンクが追加されているのを確認。
1年分の汚れが…。
ファンもギトギト。
掃除機で汚れを取り除いてから、ドライブを取り出します。
四隅にあるネジを外せばパカッと簡単にボディが外れます。
トレイの形状からBENQ製だと分かります。
ピックアップレンズ周辺。
そして赤丸で囲っているのが、問題のレーザー出力を調整する半固定抵抗です。
右側にも同じものが付いてますが、そっちはCD用です。
赤丸で囲っているのがDVD用。
こいつを時計回りに回してレーザーの出力を上げてやります。
ただし入り組んでいるので、普通の柄付きのドライバーで回そうとすると、
抵抗に対して垂直にドライバーが当たらず回しづらい上に、最悪、抵抗が壊れる危険性があるので慎重に。
今回は、ガワを外す時に使ったビットタイプドライバーの、ビットの部分だけを使って回してみました。
回す角度は5度刻みくらいの気持ちで、極々僅かに少しづつ回します。
面倒でも回す度に読み込めるか確認すること。
回しすぎると最悪、回路が焼けきれます。
そして必ず、最初の位置をペンで印を付けて分かるようにしておくこと。
BENQドライブはネット上に分解&検証レポがなかったので、
どっちの抵抗がDVD用かを判別するのに5時間掛かりながらも
最終的に40度程回したところで…
ついに起動後一発読み込みが(≧ω≦)
他のディスクも色々と試してみましたが、9割近く、ほぼ読み込めるようになりました。
無事に修理成功ということでホッと一息。
しかし時間が掛かりすぎたせいで疲れました…。
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